大根とにんじんを甘酸っぱく味つけたなますは、ベトナムでは「ドー・チュワ」と
呼ばれます。日本のなますのように、そのまま食べることもありますが、
肉料理などと一緒に食べることが多いようです。
ベトナム人は単調な味より、いろいろな味をまぜこぜにして味の複雑さを
楽しむのが好きなのです。
ドー・チュワは「すっぱいもの」という意味で、脂っこいものとよく合います。
ベトナム風お好み焼き(バインセオ)のタレにも入っていますし、ベトナムの
サンドイッチ「バイン・ミー」にも欠かせません。
肉となます、それからきゅうりにパクチーを、バターかマーガリンを塗った
バゲットにはさみシーズニングソースをたらすと、バイン・ミー・ティットになります。
焼き肉の代わりにレバーペーストをはさむと、バイン・ミー・パテになります。
大根とにんじんを千切りにするのはベトナム南部のスタイル。
千切りの太さも家庭や地方でさまざまです。
また、波型のカッターで形に変化をつけるのも南部です。
北部では色紙切りにします。
なますの甘酸っぱさは暑い季節にも食欲をそそります。
焼き肉に限らず、肉料理や揚げものなどに添えてみてください。
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東南アジアの国々では辛いごはんで、軽々と猛暑を
乗り切っています。
そこでご紹介するのが、スタミナ不足になりがちな夏に
食べたい、生唐辛子入りタイ風牛肉のサラダです。
タイ語では「ヤム・ヌア」。
お仲間にヤム・ウンセンやヤム・プラムックがありますが、
それぞれ「春雨のサラダ」、「イカのサラダ」です。
「ヤム」とは和えるという意味ですが、ヤム○○○という
料理はサラダと思っていいようです。
ヌアは肉のことですが、鶏肉はガイなので、普通は牛肉を
指します。
■材料(2人分)
牛かたまり肉・・・150g
(ローストビーフ用、 たたき用など)
【A】
おろしにんにく・・・1/2片
ナンプラー・・・小さじ1/2
こしょう・・・少々
プチトマト・・・5個
紫玉ねぎ・・・1/4個
セロリ・・・10センチ
きゅうり・・・1/2本
万能ねぎ・・・2本
パクチー・・・1株
スペアミント・・・適量
生唐辛子・・・1~2本
(プリッキーヌなど)
純正ごま油・・・大さじ1
【B】
ナンプラー・・・大さじ3
レモン汁・・・大さじ3
砂糖・・・大さじ1/2
◆作り方
(1)牛肉は下味のAの調味料をもみ込み10分程置く。
(2)プチトマトは半分に切り、紫玉ねぎ、セロリ、きゅうりは薄切り、
万能ねぎ、パクチーはざく切り、ミントは葉をちぎる。
生唐辛子は斜め切りにする。
(3)フライパンに純正ごま油を入れて熱し、煙が立つ程熱くなったら
(1)の牛肉を入れて表面を焼く。
半生な感じが良い場合は表面を焼いて取り出してから、皿にのせ
ボウルなどをかぶせて保温して余熱で火を通す。
しっかりと焼きたい場合は弱火にしてさらに全面を焼く。
(4)(3)の肉の粗熱が取れたら、5ミリ厚さに切る。
(5)ボウルに(2)の野菜、(4)の牛肉、味付けのBの調味料を入れて
混ぜ合わせる。
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インドネシアの代表的な調味料に、ケチャップマニスという
ものがあります。
ケチャップマニスは、しょうがやコリアンダーの香りがする、
甘く、とろっとした醤油のような調味料です。
インドネシア風チャーハンのナシゴレンや、サテ(焼き鳥)
にも使われます。
ケチャップマニスは、海を隔ててマレーシアでも使われて
いるのですが、マレー語でケチャップマニスは「醤油」を
意味するそうです。
アジア各地で醤油と言えば、魚醤(フィッシュソース)を
指すことも多いのですが、中国では昔、鮭汁(コェチャップ)
と呼んでいたとか。
コェチャップはマレー半島に伝わり、ヨーロッパとの貿易が
盛んだった同地から1600年代にイギリスに伝わりました。
その風味豊かな味わいを、キノコやクルミで再現したソース
は「キャツァップ」として市販されそして、植民地時代の
アメリカ人にイギリスのキャツァップが伝わり、キノコと
クルミを原料にした酸っぱいソースを、いろんな野菜を
材料にして改良が重ねられ、19世紀半にトマトを使った
甘酸っぱいソース「ケチャップ」が、発売されました。
巡り巡って、ケチャップは中国にも進出し、茄汁蝦仁
(ケチャップ海老)、海老のチリソース煮が生まれたという
わけです。
魚醤が世界を駆け巡るうちに、トマトの調味料になるなんて、
面白いね。
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